■ 総会

第23回ジャポニスム学会総会・学会賞受賞記念講演会
2003年3月8日(土)於学士会館本館
総会 一般討議
1)2002年度事業報告
2)2002年度決算報告・監査報告
3)2003年度事業計画案審議
4)2003年度予算案審議
5)規則改正
6)役員改選
第23回ジャポニスム学会賞受賞記念講演会
「“Japon reve”― ゴンクールと林忠正をめぐって」
小山ブリジット氏

■理事会

第1回理事会(総会前)
2003年3月8日(土) 於学士会館本館
2002年度事業報告ならびに決算報告、監査報告
2003年度事業計画案ならびに予算案
退会報告(6名)
日本学術会議会員候補者ならびに推薦人・推薦人予備者候補選定
規約改正
次期役員候補者ならびに名誉会長・顧問

第2回理事会(総会後、選出された新理事による)
2003年3月8日(土)於学士会館本館
理事長に馬渕明子氏を選出
暫定的実務担当承認、実行委員指名

第3回理事会
2003年5月17日(土)於ブリヂストン美術館会議室
退会報告(3名)、入会審査(1名)
2003年度活動内容、スケジュール
事務局移転に伴う業務委託検討

第4回理事会
2003年10月11日(土)於ブリヂストン美術館会議室
入会審査(4名)
事務局業務委託契約について

■学会事務局移転

学会事務を10月1日付で(国際文献印刷社に業務委託、これに伴い、学会事務局を世田谷美術館より国際文献印刷社 内事務センターへ移転。
新事務局:〒169-0075東京都新宿区高田馬場3-8-8
国際文献印刷社事務センター内 ジャポニスム学会
担当:高田・高橋
TEL: 03-5389-6243 FAX: 03-3368-2822
E-mail: ssj-post@bunken.co.jp

■例会

第1回例会
2003年5月2日(金) 於ブリヂストン美術館
ギャラリー・トーク「スピリアールトとジャポニスム」高木陽子氏
見学「レオン・スピリアールト展」

第2回例会
2003年6月28日(土) 於江戸東京たてもの園
発表「小学校建築―明治のエキゾティシズム」 坂本満氏
園内見学と解説「たてもの園のジャポニスム三井邸、看板建築」
高波眞知子氏

第3回例会
2003年7月26日(土) 於うらわ美術館
見学「ウィーンの夢と憧れ 世紀末のグラフィック・アート」

第4回例会
2003年11月22日(土) 於東京都写真美術館
発表:三井圭司氏(東京都写真美術館学芸員)
「士―日本のダンディズム展について:二つの横井小楠像を中心に」
内容:(1)「写真と絵画の展覧会 士 日本のダンディズム」展の概要。(2)幕末から明治期の写真技法について 。 (3)二つの横井小楠像をめぐって(日本最初の営業写真師、鵜飼玉川について/鵜飼玉川制作「横井小楠像」/ 油彩画家・原田直次郎について/原田直次郎制作「横井小楠像」について/二つの横井小楠像の相違点)。(4)写真 と絵画の補完関係について。
発表:クロード・エステーブ氏(パリ国立東洋言語文化研究所)
「ピエール・ロチの長崎―上野彦馬の撮ったピエール・ロチとお菊さんの肖像写真」
内容:1885年7月29日、長崎の上野彦馬は海軍士官・小説家ピエール
・ロチと日本人女性の写真を撮った。小説『お菊さん』の中で、上野のこの肖像写真は重要な役割をはたす。ロチはこの写真についてその序文に書くだけでなく 、第45章でも緻密に描写した。これは明治20年代日本の大きな写真館の様子を記述するものとして、他に類を見 ない。ロチはまた、写真を大幅に修正してグラビアにし、『お菊さん』の挿絵にした。

■会報の編集・発行

『ジャポニスム研究』第23号 2003年9月30日発行
論文:小野文子「グラスゴーにおけるジャポニスム―G.ヘンリーとE.A.ホーネルを中心として」
論文:橋本順光「茶屋の天使―英国世紀末のオペレッタ『ゲイシャ』(1896)とその歴史的文脈」
シンポジウム評:渡辺俊夫“Reflection and Reality: The Influence of Japan on
American Arts,1853-2003”
展覧会紹介:猿渡紀代子「ポール・ジャクレー展」
展覧会情報、文献紹介ほか

■学会賞

2003年度24回ジャポニスム学会賞受賞者および対象業績
松村恵理氏 『壁紙のジャポニスム』 思文閣出版 2002年
選考経過・発表
4月30日締め切りの公募に対し、要件を満たすものとして1件の応募があった。6月28日の学会賞担当理事会において
審査、授賞を決定。10月20日付で発表、11月22日に授賞式を行った。

■広報

NEWS LETTERの発行(事務局)
1号(2月21日)、2号(3月27日)、3号(7月11日)、4号(10月20日)

学会ホームページの開設
9月1日ジャポニスム学会ホームページをインターネット上に開設。
コンテンツ:学会について、入会案内、会報、活動、学会賞、図書紹介、リンク、連絡先