ジャポニスム学会の毎年の活動は、年1回の総会(講演会同時開催)、年数回の例会と見学会、年1回の会報を中心としています。秋には、公益財団法人荏原 畠山文化財団との共催でシンポジウムを開催します。以下に最近のニュースと活動内容を掲載します。

 

 

■ 2019年度 第5回例会および若手ラボ ワークショップのご案内

学会創立20周年記念事業として企画された『ジャポニスム入門』(2000年刊行)から約20年経ち、本年ジャポニスム学会創立40周年を迎える中で、ジャポニスム研究にどのような変化があったか、さらに、今後どのように発展させていくべきか考える時期がきています。そこで、ジャポニスム学会の若手研究者で集まり、お互いの研究に対する興味を知り合いながら、新しいジャポニスム研究の手法、分野、アプローチなどについてのアイデアを出し合う場を作りたいと思っています。

(なお、このワークショップは学会の国際シンポジウムの一環であり、荏原畠山記念文化財団の助成事業となります。)

日時:2020年2月29日(土) 15:30~17:30

場所:文化学園大学F館4階 F42教室

渋谷区代々木3-22-1 https://bwu.bunka.ac.jp/access/

JR・地下鉄・小田急・京王線 新宿駅下車、徒歩7分

参加対象:学生(学士、修士、博士)、ポスドク、若手研究者(自称「若手」も可)

定員:20名、申し込み先着順

参加費:無料

内容:各自の研究紹介(分野マッピング)、今ジャポニスム研究をするうえの問題点、

方法論や新たな視点、アプローチの提案など。

参加申込方法:氏名、アドレスを若手研究ワークショップ宛メール

(wakatejaponisme@gmail.com)までお送りください。参加登録の返信をさしあげます。

・お申し込み・お問合せ:若手研究ワークショップ wakatejaponisme@gmail.com

諸般の事情により、ライブ配信を開始できませんでした。ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

 

若手ラボの前に同じ場所で第5回例会が開催されます。こちらはとくに申込みの必要はありませんので、ふるってご参加ください。

日時:2020年2月29日(土) 13:00~15:30

場所:文化学園大学F館4階 F42教室

今回は国際シンポジウムに発表を申し込んだ若手研究者2名が発表いたします。

発表者:

氏名 釘宮 貴子

所属,資格:名古屋大学人文学研究科博士候補研究員

タイトル:

「日本の旋律と詩歌による1880年代から1900年代のドイツ・オーストリアにおける音楽作品」

 

氏名 潘 夢斐 (パン メンフェイ)

所属,資格 :青山学院大学国際マネジメント研究科 助手

タイトル:「地縁」と集団活動から読み解く明治期「上野芸術界」

 

 

■ 2019年度 第3回例会

ジャポニスム学会2019年度 第3回例会「草の根のアール・ヌーヴォー:明治期の文芸雑誌と図案教育」展開催記念 講演会&ギャラリートーク

(事前申込必須 申込期間:9月13日[金]~11月4日[月・振休] 学会員枠は定員20名)

日時:2019年11月9日(土) 13時~

会場:京都工芸繊維大学美術工芸資料館

主催:京都工芸繊維大学美術工芸資料館、国際日本文化研究センター大衆文化研究プロジェクト、ジャポニスム学会

テーマ

「草の根のアール・ヌーヴォー:明治期の文芸雑誌と図案教育」展を記念して、講演会およびギャラリートークを開催します。講演会講師にお招きするのは、ミュシャ財団キュレーターの佐藤智子氏。本展は、佐藤氏が監修を務めた「みんなのミュシャ」展(於:京都文化博物館)の内容にもリンクしており、二つの展覧会をより楽しめるお話しが聴けることでしょう。また、出品作品や作家に即した内容となるミニレクチャーとギャラリートークは、本展の世界へと一層深く誘います。

 

プログラム

12時30分~                  開場、受付

13時00分~10分          主催者あいさつ 並木誠士(京都工芸繊維大学教授、美術工芸資料館館長)

13時15分~14時45分   講演会 演題:「ミュシャ様式とアール・ヌーヴォー再考」

講師:佐藤智子氏(ミュシャ財団キュレーター、「みんなのミュシャ」展[於:京都文化博物館]監修)

[休憩 15分]

15時00分~25分          ミニレクチャー 演題「日本ミュシャ事始め―白馬会周辺から」

講師:三谷理華(静岡県立美術館学芸課長)

15時30分~16時00分  ギャラリートーク 講師:前川志織(国際日本文化研究センター特任助教)

 

佐藤智子氏略歴:ミュシャ財団キュレーター・「みんなのミュシャ」展監修者。

福島県郡山市生まれ。イギリス、レディング大学卒業 (美術史・建築史専攻)。マンチェスター大学大学院で美術館・博物館学を修了。1985年にロンドン初の日本芸術祭のコーディネーターを務めた後、1988年よりロンドン、バービカン・アート・ギャラリーに勤務。2007年よりミュシャ財団の専属キュレーターとしてミュシャ資料の調査・研究や展覧会の企画に従事。ミュシャ関係の近年の著書は『MUCHA: The Artist as Visionary』(Taschen Basic Art Series 2.0, Köln, 2015)、『Alphonse Mucha (共著)』(Éditions de la Réunion des Musées Nationaux – Grand Palais, Paris, 2018) など。

 

参加申込方法

参加ご希望の方は、9月13日[金]から11月4日[月・振休]までの間に、ジャポニスム学会事務局(土日・祝日休業)にメール(japonisme@world-meeting.co.jp)またはファックス(03-3341-1830)でお申込みください。

 

展覧会情報

「草の根のアール・ヌーヴォー:明治期の文芸雑誌と図案教育」

会場:京都工芸繊維大学美術工芸資料館 会期:2019年10月28日(月)~11月22日(金)

展覧会URL : http://www.museum.kit.ac.jp/

「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ――線の魔術」

会場:京都文化博物館 会期:2019年10月12日(土)~2020年1月13日(月・祝)

展覧会URL : http://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/mucha2019/

 

 

 

 

■ ジャポニスム学会国際シンポジウム2019 「人の移動とジャポニスム」

 

チラシ2019日本語版表   チラシ2019日本語版裏

日時:  2019年10月5日(土)

会場:   国立西洋美術館

主催:   ジャポニスム学会/国立西洋美術館/公益財団法人 荏原 畠山記念文化財団

使用言語:  日本語、英語(同時通訳付き)

定員:  120名

参加費:  無料

趣旨: 19世紀半ばの開国と同時に、外交官、お雇い外国人、商人、観光客が日本を訪れ、街並みや風習、職人技や出会いの経験を日記や書簡に記し、工芸品を持ち帰りました。一方、日本から欧米へも、ビジネスや興行、留学や移住を目的とした多様な人の移動があり、彼らは他者の表象となりました。地球上のさまざまな場所で交差したこれらの人の移動は、どのようにジャポニスムの原動力となったのでしょうか。美術品などの物の移動から視点を変えて、人の移動を再検討することで、近代から現代に至るジャポニスムの多種多様な新たな意味を理解することができるでしょう。
2019年のジャポニスム学会国際シンポジウムは、旅と移動がもたらしたジャポニスムに関する研究と議論を掘り下げようとするものです。

 

プログラム 

9:00   開場 受付

9:30 ~ 9:40ご挨拶

馬渕明子 ジャポニスム学会会長、国立西洋美術館館長

中村弘志 公益財団法人 荏原 畠山記念文化財団常務理事

 

第1部 夢想の日本: 情報発信と日本からの移動 司会 遠藤 望

9:40 ~ 10:00

井戸桂子 駒沢女子大学教授

「日本から世界へ ~日光の場合~」

10:05 ~ 10:25

フィリス・フロイド ミシガン州立大学准教授

「日本の“名所”と西洋における旅行ガイド」

休憩

10:40 ~ 11:00

鈴木順二 慶應義塾大学名誉教授

「園芸のジャポニスムに関わったフランス在住日本人―畑和助と協力者たち」

11:05 ~ 11:25

落合桃子 福岡大学講師

「秋田の医家に生まれ、ドイツで日本美術専門家になる―原震吉の生涯と仕事」

11:30 ~ 11:50

ウェイン・E.アーノルド 北九州市立大学准教授

「ヘンリー・ミラーとジャポニスム:遠方の動向」

昼休憩

 

第2部 夢想の実現 日本への移動 司会 石井元章

13:30 ~ 13:50

モニカ・ブラウ 文筆家

「ジャポニスムの先駆者―スウェーデン人植物学者・医師カール・ペーター・ツンベルク(トゥーンベリ)とその滞日(1775-1776)がもたらしたもの」

13:55 ~ 14:15

ステーファノ・トゥリーナ 美術史家

「絹糸とジャポニスム―イタリアおよびその他の諸国における日本の文物の広まりに果たしたイタリア人蚕種商人の役割」

14:20 ~ 14:40

稲賀繁美 国際日本文化研究センター教授、総合研究大学院大学教授

「エミール・ギメとフェリックス・レガメの日本訪問 1876-1877」

休憩

15:00 ~ 15:20

ドヴ・ビング ワイカト大学名誉教授

「ジークフリート・ビングとその一族: ヤコブ・サミュエル・レナー、ミカエル・ベア、ジークフリートとオーギュスト・ビング、そしてマルセル・ビング」

15:25 ~ 15:45

ジル・マスタルスキ 東京国際フランス学園歴史学教諭

「中欧から日出る国を訪れた最初のジャポニススムの画家―ユリアン・ファワト(1853-1929)の日本旅行とその作品に現れた日本の美術および美学の影響」

休憩

ディスカッション

16:10 ~ 16:55 全体質疑およびディスカッション 司会 井戸桂子

17:00 閉会

 

参加申込方法(定員120名)
下記①~③をご記載のうえ、学会宛お申し込みください。
ジャポニスム学会宛メール(japonisme@world-meeting.co.jp)またはFax(03-3341-1830)

 

申込期間 学会員先行受付 2019年8月20日~9月7日
一般受付(学会員も可)2019年9月10日~9月28日

①お名前
②会員/一般の区別
③メールアドレスまたはFax番号

 

先着順に参加証をお送りいたします。定員に達し次第締め切らせていただきます。受付状況は学会ホームページでご確認ください。お送りいただいた個人情報については、本シンポジウムの事務連絡のみに使用します。

お問合せ ジャポニスム学会 e-mail: japonisme@world-meeting.co.jp
Tel: 03-3350-0363 Fax: 03-3341-1830
ジャポニスム学会HP https://japonisme-studies.jp/ja/

 

会場のご案内

国立西洋美術館
〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7

JR上野駅下車(公園口出口)徒歩1分
京成電鉄京成上野駅下車 徒歩7分
東京メトロ銀座線、日比谷線上野駅下車 徒歩8分

アクセス案内  https://www.nmwa.go.jp/jp/visit/map.html

 

 

■ 2019年度 第2回例会
ジャポニスム学会2019年度 第2回例会 「松方コレクション」展 見学等

日時:2019年7月20日(土)11:30-15:30

会場:国立西洋美術館、美術館講堂

〒110-0007東京都台東区上野公園7-7

受付:11:30-14:00【美術館1階正面入口から入って右手に進んでいただき、企画展に向かう階段手前にて】(下図参照)

 

1)「松方コレクション」展 自由見学

2)「松方コレクション」展 関連講演 14:00-15:30

「印象派ブームわき起こる~第一次大戦直後の日本」宮崎克己(昭和音楽大学教授)

 

【申し込み、入場方法】

※参加される方は、事前に下記のジャポニスム学会事務局にメール、またはファックスによりお申し込みの上、見学については上記正面入口から入って右手に進んでいただき、企画展に向かう階段手前の受付にお名前をお申し出ください(下図参照)。申し込まれた学会員のみ、当日に限り無料でご観覧いただけます(定員20名)。

講演会については美術館の都合で、12:00時から配布される展覧会のチケット館内インフォメーション受付で聴講券を受け取ってご参加いただくことになります。美術館では、講演会はチケット(半券でも可)をお持ちの方に聴講券をお渡ししています(定員130名先着順)ので、聴講ご希望の方は早めにご来館ください。

なお例会参加申し込みは、2019年7月15日(月)締め切りとさせていただきます。

 

 

 

■ 2019年度 第1回例会

 

「岡本太郎と日本の伝統」展開催記念公開シンポジウム 「日本美術にとって伝統とは何か」
事前申込必須 申込期間:4月27日[土]~5月25日[土] 学会員枠は定員20名)
日時:2019年6月2日(日) 10:00~16:30(受付時間:9:30~9:50)

会場:かわさき宙(そら)と緑の科学館―サイエンスプリン(川崎市青少年科学館)2階学習室1・2・3(川崎市多摩区枡形7-1-2 http://www.nature-kawasaki.jp/service/access.html)

主催:川崎市岡本太郎美術館

共催:学習院大学人文科学研究所共同研究プロジェクト

「前近代日本の造形文化における古典知の構築」

後援:ジャポニスム学会、美学会、美術史学会

シンポジウムテーマ:「岡本太郎と日本の伝統」展を記念し、岡本の著書『日本の伝統』をきっかけ

としながら、日本人にとって「伝統」とは何かについて多角的に考察します。

プログラム内容:

9:30 受付開始

10:00-10:10 開会あいさつ

◆セッション1

10:10-10:40  花井久穂 氏(東京国立近代美術館工芸館主任研究員) 「『日本の伝統』と埴輪」

10:45-11:15  島尾 新 氏(学習院大学教授) 「『日本の伝統』と雪舟」

11:20-11:50  玉蟲敏子 氏(武蔵野美術大学教授) 「『日本の伝統』と琳派」

昼休憩 11:50-13:00

◆セッション2

13:00―13:30  稲賀繁美 氏(国際日本文化研究センター教授)

「『日本の伝統』とイサム・ノグチ」

13:35-14:05  三浦 篤 氏(東京大学教授) 「『日本の伝統』とジャポニスム」

14:10-14:40  佐々木秀憲(川崎市岡本太郎美術館学芸員) 「『日本の伝統』と岡本太郎」

休憩・会場転換 20分間

◆ディスカッション

15:00-16:00  討論  モデレーター 稲賀繁美氏 パネリスト6名

16:30 閉会
【参加申込方法】

参加ご希望の方は、427日[土]から525日[土]までの間に、ジャポニスム学会事務局にメール(japonisme@world-meeting.co.jp)またはファックス(03-3341-1830)でお申込みください。

・4月27日[土]~5月6日[月・振休]の連休中、事務局は休業いたします。返信等は連休明けとなりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。

・当日はシンポジウム会場受付で受付をお願いします(受付時間:9:30~9:50)。事前申込みの無い方は当日ご入場いただけませんので、ご注意下さい。

・会場併設のカフェは席数が限られるため、昼食はご持参をお勧めします。(会場での飲食可。ゴミはお持ち帰り下さい。)

・不参加等、変更の場合は当日午前中までに川崎市岡本太郎美術館までご連絡下さい。

・本シンポジウムに関するお問い合わせは、川崎市岡本太郎美術館(Tel : 044-900-9898 担当:佐々木秀憲)までお願いいたします。

 

参考:「岡本太郎と日本の伝統」展

会場 川崎市岡本太郎美術館 会期 2019年4月27日[土]-6月30日[日])

URL http://www.taromuseum.jp/

 

 

 

 

■ 第39回ジャポニスム学会総会および記念講演会

日 時:2019年3月2日(土)13:00〜16:00

会 場:拓殖大学 文京キャンパスC館 C101教室

東京都文京区小日向3-4-14  東京メトロ 丸ノ内線 茗荷谷駅下車 徒歩3分

(交通アクセス)http://www.takushoku-u.ac.jp/access.html

(校内図)  http://www.takushoku-u.ac.jp/summary/bunkyo-campus.html

 

<スケジュール>

12:30~         受付開始

13:00~13:40 総会

会長挨拶

議案: 1) 2018年度 事業報告

2) 2018年度 決算報告・監査報告

3) 2019年度 事業計画案審議

4) 2019年度 予算案審議

5)役員改選

6) その他

13:40~14:00 休憩

14:00~16:00 授賞式

第39回学会賞受賞者記念講演

深井晃子:「きものとジャポニスム:西欧の眼が見た日本の美意識」
Kimono and Japonisme : The Japanese Aesthetic Through Western Eyes

 

 

第8回畠山公開シンポジウムのお知らせ

テーマ:ジャポニスムと女性

極東から運ばれてきたエキゾチックな品々に、17世紀以降西洋の女性たちが強い関心を寄せたことはよく知られている。クロード・モネの《ラ・ジャポネーズ》を例に挙げるまでもなく、女性はジャポニスム絵画の画題として頻繁に描かれてきたし、女性が表現の主体として頭角を現し始めるのもまた19世紀以降の特徴ともいえよう。ジャポニスムが女性によって支えられ、女性を主題とし、また女性によって生み出される諸例は、女性がジャポニスムの本質に関わるという事実を示すといえる。

本シンポジウムは、「主体」「客体」「メタファー」といった視点よりジャポニスムと女性の関係に関する研究と議論を掘り下げようとするものである。

 

日時:2018年10月6日(土) 10時~18時(受付9時30分)

会場:拓殖大学文京キャンパス

定員:150名

参加費:無料

主催:ジャポニスム学会

共催:公益財団法人 荏原 畠山記念文化財団

プログラム

2018年10月6日(土)

◆シンポジウム 9:30 受付開始

会場:拓殖大学文京キャンパスE館3階 E307

ごあいさつ

10:00〜10:10  馬渕明子(ジャポニスム学会会長、国立西洋美術館館長)

中村弘志(公益財団法人 荏原 畠山記念文化財団常務理事)

【基調講演】

10:10~10:50    馬渕明子(ジャポニスム学会会長、国立西洋美術館館長)

「ジャポニスムは「女性的」か?」

【セッション1 表現された女性-客体】司会:沼田英子

10:55~11:25    隠岐由紀子(美術史家)

「西洋のジャポニスムの中でゲイシャに収斂していく日本女性のイメージ」

11:30~12:00   アナマリー・ V. サンデッキ(ティファニー・アーカイヴ主任アーキヴィスト/ヘッド・キュレイター)

「19世紀ティファニー社の日本女性のイメージ―宝石、テーブルウェア、アクセサリーの分析」

昼休憩

【セッション2 表現する女性―主体】司会:池田祐子

13:30〜14:00  マルケータ・ハーノヴァー(プラハ国立美術館 東洋

洋・アフリカ美術コレクション・ディレクター)

「チェコのジャポニスムにおける女性の力―美の偶像と日本の美術・美学の受容者たち」

14:05~14:35  スヴィトラナ・シールズ(美術史家)

「東欧におけるジャポニスムの道筋をたどる―ウクライナとロシアの女性美術家作品に日本が果たした刺激としての役割」

休憩

【セッション3 パトロン、メタファー、ジェンダー】司会: 宮崎克己

14:50〜15:20  村井則子(上智大学准教授)

「ある近代婦人の肖像―J. S. サージェント作《イザベラ・スチュワート・ガードナー像》におけるジェンダーと観音表象」

15:25〜15:55  フィリス・フロイド(ミシガン州立大学准教授)

「ジャポニスムとモダニズムにおける美の媒介者としての女性たち」

16:00〜16:30  岡部昌幸(帝京大学教授、群馬県立近代美術館館長)

「交差する性、アール・ヌーヴォー、アール・デコの女性表現-絵入本(版本)浮世絵の挿絵とクリムト、ビアズリー、アイナー・ヴィーイナまで」

休憩

ディスカッション

16:45〜17:55        討論

司会     村井則子(上智大学准教授)

パネリスト  池田祐子(国立西洋美術館主任研究員)

沼田英子(横浜美術館主席学芸員)

馬渕明子(ジャポニスム学会会長、国立西洋美術館館長)

宮崎克己(昭和音楽大学教授)

18:00 閉会

参加申込方法

下記の要領で事前申込をお願いします。

シンポジウム(定員150名、参加費無料)

下記①~③をご記載のうえ、学会宛お申し込みください。

ジャポニスム学会宛メール(japonisme@world-meeting.co.jp)またはFax(03-3341-1830)

申込期間 2018年9月10日~9月30日

①お名前

②会員/一般の区別

③メールアドレスまたはFax番号

先着順に参加証をお送りいたします。定員に達し次第締め切らせていただきます。受付状況は学会ホームページでご確認ください。お送りいただいた個人情報は、本シンポジウムの事務連絡のみに使用し、それ以外には使用しません。

お申し込み・お問合せ

ジャポニスム学会 e-mail: japonisme@world-meeting.co.jp

Fax: 03-3341-1830

申込締め切り 9月30日まで

会場のご案内

拓殖大学 文京キャンパス

〒112-8585 東京都文京区小日向3-4-14

東京メトロ 丸ノ内線「茗荷谷駅」下車 徒歩3分

アクセス案内 https://www.takushoku-u.ac.jp/access.html

畠山公開シンポジウム関連企画のご案内

※会場、申し込みがシンポジウムと異なりますのでご注意ください。

第8回畠山公開シンポジウムのお知らせに引き続き、関連企画として見学会

(エクスカーション)のお知らせを申し上げます。今回の見学会は、遠方へ

のエクスカーションが含まれるため、有料となりましたので、ご了承くださ

い。

見学会(エクスカーション)

2018年10月5日(金)

迎賓館「没後100年 渡辺省亭特別展」および「サラ・ベルナールの世界展」見学

11:00迎賓館西門集合。

中央線・総武線「四ッ谷」駅下車、赤坂口
より徒歩約7分、東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ッ谷」駅下車より徒歩約7分。

内容:赤坂迎賓館「渡辺省亭展」見学後~ 首都高・外環道・関越道~ 藤岡IC ~ 群馬県立近代美術館・サラ・ベルナールの世界展~往路逆ルート ~ 新宿駅西口センタービル前付近で降車(19:00予定)
参加費:5500円(予定、参加者数により参加費に多少増減があります。当日払い)

※移動は大型バス(貸し切り)経費、入館料、昼食(軽食)代を含みます。定員45名。シンポジウム関連事業で、非学会員のかたも参加できます。

参加申込方法
希望者は見学会参加希望と明記し、①~④をご記載のうえ、学会宛てにお申し込みください。申込者には、あらためて、事務局または担当理事より、詳細をご連絡いたします。

 

ジャポニスム学会宛メール(japonisme@world-meeting.co.jp)またはFax(03-3341-1830)
申込締め切り:9月30日
①お名前
②会員/一般の区別
③メールアドレスまたはFax番号
④緊急連絡先(携帯電話番号など)
お申し込み・お問合せ
ジャポニスム学会 e-mail: japonisme@world-meeting.co.jp

Fax: 03-3341-1830

チラシ表web用  チラシweb用裏

 

◆若手研究ワークショップ 「ジャポニスム研究のこれから」

2018年10月7日(日)10時~14時

会場:東京大学 東洋文化研究所(本郷キャンパス内)3階 第2会議室

参加対象:学生、ポスドク、若手研究者(自称「若手」も可)

定員:20名、申し込み先着順

参加費:無料

日本とフランスとで開催された1988年のジャポニスム展から30年が経とうとしています。そして、今年は日仏友好160周年を記念し、「Japonismes 2018」と題されて、雅楽から初音ミク、縄文土器からマンガ・アニメまで幅広く日本の文化がフランスで紹介されています。「ジャポニスム」の熱が新たな高まりをみせるなか、「ジャポニスム研究」自体もまた、新しい視点や切り口を模索し、これまで扱われてこなかったメディアを対象として進化するときがきているのではないでしょうか。今回の第8回畠山公開シンポジウムのテーマは「ジャポニスムと女性」です。ジャポニスム研究にジェンダーの視点をとりいれるという新たな試みの討議のあと、若手研究者が集まり、新しいジャポニスム研究の手法についてのアイデアを出し合う場をつくります。

内容:各自の研究紹介、方法論や新たな視点、アプローチの提案などを、必要に応じてグループワークも交えながらおこないます。学会誌の別冊に報告を掲載する予定です。

参加申込方法

氏名、アドレスを若手研究ワークショップ宛メール(wakatejaponisme@gmail.com)までお送りください。参加登録の返信をさしあげます。

お申し込み・お問合せ

若手研究ワークショップ e-mail:wakatejaponisme@gmail.com

会場のご案内

東京大学 東洋文化研究所 (東京大学本郷キャンパス内)

〒113-0033東京都文京区本郷 7-3-1

アクセス案内 http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/access/index.html

若手チラシ最終版

 

 

 

■ 2018年度 第3回例会のご案内

日 時: 7月21日(土) 14:00-17:00

会 場: 拓殖大学 文京キャンパスE館4階 E407教室

発 表:

14:00-14:40

「19世紀末期、パリで活躍した画商・林忠正は日仏で「北斎」をプロモートしていたのか?」

神山 典士(ノンフィクション作家)

14:50-15:30

「幕末・明治の花鳥図案―細密・瀟洒の二つの〈美学〉」

野呂田 純一(かながわ国際交流財団/文教大学国際学部)

15:40-16:20

「紙と革のジャポニスム-金唐紙と金唐革の循環史的考察」

鵜飼 敦子(日本学術振興会 特別研究員)

ジャポニスム学会展覧会賞受賞講演:

16:30-17:00

「美術工芸の半世紀 明治の万国博覧会展【Ⅰ-Ⅲ】(久米美術館)について」

大口 裕子(一般社団法人 霞会館 資料展示委員会 学芸員)

※発表終了後、17:30よりE館9階展望ラウンジで懇親会を開催いたします。

 

■ 2018年度 関西例会(第2回例会)のご案内

概要:今年は、ジャポニスムが広がる契機となった明治維新から150年となります。そこで今年度の関西例会は、欧米に大きなインパクトを与えつつ、自らも西洋からの影響を大きく受けて展開した明治期の美術・工芸を改めて知る機会としたいと思います。

日時:2018年5月11日(金)、および5月12日(土)

場所:川島織物セルコン織物文化館ならびに工場、および京都国立近代美術館

 

プログラム

【5月11(金):川島織物セルコン 織物文化館・工場

  • 織物文化館ならびに工場見学

13時30分:集合  叡山電鉄「出町柳」駅改札前

14時30分~15時30分:織物文化館見学

「明治150年 川島織物 傑作《冨士巻狩》に挑む―明治宮殿 西溜之間 綴織壁掛の出来るまで―」

解説:小栁正美(織物文化館学芸員)

WEBサイト http://www.kawashimaselkon.co.jp/bunkakan/index.html

15時30分~16時30分:工場見学

17時30分~20時:懇親会

 

【5月12(土):京都国立近代美術館 3階企画展会場

 

  • 150年展 明治の日本画と工芸」担当学芸員によるギャラリーツアー

13時45分:集合  京都国立近代美術館1階ロビー

14時00分~15時30分:ギャラリーツアー

大長智広(京都国立近代美術館研究員)

  • 20時まで開館しています。

WEBサイト:http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2017/424.html

 

  • 5月11日(金)は見学・懇親会ともに要事前申し込み
    申し込みの締め切りは、5月1日(火)
  • 5月12日(土)のギャラリーツアーも要事前申し込み
    申し込みの締め切りは、5月8日(火)

いずれも申し込みはジャポニスム学会事務局(ワールド・ミーティング内)まで

 

 

 

■ 2018年度 第1回例会のご案内

「ルドン―秘密の花園展」展 見学と解説 (要 申し込み)

★参加者(定員20名)は、17:45までに美術館中庭口エントランスにご集合ください。

日 時:2018年3月30日(金)18:00〜21:00(閉館)

会 場:三菱一号館美術館 http://mimt.jp/

東京都千代田区丸の内2-6-2

(JR東京・有楽町駅ほか、東京メトロの各駅も利用可能)

内容:    「展覧会の秘密の花園:「ルドン 秘密の花園展」展覧会解説」

安井裕雄氏(三菱一号館美術館 学芸グループ 副グループ長)

解説終了後、館内自由見学。

★参加ご希望の方は、3月20日(火)までに、ジャポニスム学会事務局までメール

あるいは電話でお申込みください。

 

 

 

 

 

■ 第38回ジャポニスム学会総会および記念講演会

日 時:2018年2月17日(土)13:00〜17:00

会 場:拓殖大学 文京キャンパスC館 C101教室

東京都文京区小日向3-4-14  東京メトロ 丸ノ内線 茗荷谷駅下車 徒歩3分

(交通アクセス)http://www.takushoku-u.ac.jp/access.html

(校内図)  http://www.takushoku-u.ac.jp/summary/bunkyo-campus.html

 

<スケジュール>

12:30〜      受付開始

13:00〜13:40 総会

13:40〜14:00 休憩

第5回ジャポニスム学会奨励賞受賞者記念講演

14:00〜14;45 粂和沙 「イギリスの室内装飾における「女性的」な趣味とジャポニスム」

14:45〜15:30 寺本敬子「パリ万博とジャポニスムの社会史」

15:30〜15:50 休憩

第38回ジャポニスム学会賞受賞者記念講演

15:50〜16:50 今井祐子「陶芸のジャポニスム——蜷川式胤『観古図説 陶器之部』の影響」

 

■2017年度 第5回例会のご案内

「北斎とジャポニスム」展 講演と見学

日時:2018年1月13日(土)16:00-18:00
会場:国立西洋美術館講堂
〒110-0007東京都台東区上野公園7-7
主催:ジャポニスム学会、国立西洋美術館

受付:15:30-【美術館1階に設置された講演専用受付にて】

1)「北斎とジャポニスム」展関連講演

16:00-16:45 「北斎はどのように西洋に知られたか」
馬渕明子(国立西洋美術館館長)

16:45-17:20 「ゴーガンとナビ派における北斎受容」
袴田紘代(国立西洋美術館研究員)

17:20-17:30 休憩

17:30-18:00 質疑応答

2)「北斎とジャポニスム」展・自由見学(当日開館は20:00まで)

【申し込み、入場方法】
※参加される方は、事前にジャポニスム学会事務局にメール
または電話によりお申込みの上、上記美術館1階、講演専用会場受付に
お名前をお申し出ください。
申し込まれた学会員のみ、当日に限り無料でご観覧いただけます。
2018年1月9日締め切りとさせていただきます。
■第7回畠山公開シンポジウムのお知らせ

テーマ:20世紀のジャポニスム ―その波及と変容―

ジャポニスムは、その顕著な表れとされる仏英絵画などでは二十世紀初頭までにおおむね下火になったが、服飾・文学・音楽など絵画以外のジャンルでは第二次世界大戦近くまで豊かな成果を生み続けた。また北・南・東欧などの地域では、西欧よりも遅れてブームになった。このようにジャポニスムは、地域的には中心としての西欧から他の地域に波及し、分野としても変容したと考えられる。本シンポジウムでは、ジャポニスムの周縁の問題として捉えられてきた二十世紀の動きに焦点を当て、同時にジャポニスムの定義をも再検討したい。

日時:2017年 11月25日(土)~26日(日)

会場: 帝京大学霞ヶ関キャンパス(平河町森タワー9階)(MAP)

主催: ジャポニスム学会

共催:公益財団法人 荏原 畠山記念文化財団

協力:帝京大学

プログラム

畠山シンポ2017チラシ 表 畠山シンポ2017チラシ 裏

 

2017年11月25日(土)

 

見学会

「20世紀工芸・建築: モダニズム VS ジャポニスム」

10:00−12:00     JR目黒駅西口集合~徒歩にて移動

                            久米美術館-上大崎新興住宅地-東京都庭園美術館

解説       樋田豊次郎(東京都庭園美術館館長)

ナビゲーター    岡部昌幸(帝京大学教授、群馬県立近代美術館館長)

◆シンポジウム 13:00 受付開始

会場:帝京大学霞ヶ関キャンパス 教室4, 5(平河町森タワー9階)

ごあいさつ

13:30〜13:40 馬渕明子(ジャポニスム学会会長、国立西洋美術館館長)

       長田憲幸(公益財団法人 荏原 畠山記念文化財団常務理事)

【セッション1 問題提起】

13:40~14:20  渡辺俊夫(ロンドン芸術大学およびイースト・アングリア大学教授)

                  「20世紀のジャポニスム  –  1920年代から1960年代まで」

14:25〜15:05  宮崎克己(昭和音楽大学教授)

            「ジャポニスムの「終息」とそれ以降〜その再定義を踏まえて」

【セッション2 イギリス、ドイツ、イタリアにおける変遷 20世紀初頭から大戦間へ】

15:20〜15:50 クラウディア・デランク(美術史家、
クンストラウム・クラウディア・デランク主宰)

          「青騎士の画家たちと日本美術  –  20世紀におけるジャポニスムの新たな一歩の
定義に向けて」

15:55〜16:25  板橋美也(法政大学准教授)

「第二次世界大戦前イギリスの木版画リバイバルにおける漆原木虫」

16:30~17:00  石井元章(大阪芸術大学教授)

「大戦間時代の日本とイタリア」

◆奨励賞授賞式およびレセプション

会場:帝京大学霞ヶ関キャンパス ラウンジ(同階)

17:15〜19:15    奨励賞授賞式、懇談会

2017年11月26日(日)

【セッション3 ロシアおよびハプスブルクの帝国支配下の国々における受容】

10:00〜10:30 福間加容(大分市歴史資料館嘱託学芸員)
「帝政期ロシアのジャポニスム」
10:35〜11:05 バート・プシャウ(メリーランド大学大学院博士課程)                                                                    「バルト・モダニズムにおける日本のルーツ」
11:10〜11:40 ヘレナ・チャプコヴァー(早稲田大学助教)
「「装飾美術から印象的地域建設と素材へ」-  チェコ共和国の新たなジャポニスム
(1918-1938)」
11:45~12:15    ミリヤム・デーネシュ(ホップ・フェレンツ東洋美術館アシスタント・キュレーター)
「交錯するジャポニスムの波―「世紀末芸術」とモダニズムのはざまの
ハンガリー」

昼休憩

【セッション4 音楽、ファッション】

13:30〜14:00 鶴園紫磯子(ピアニスト、桐朋学園大学講師)
「20世紀前半のモダニズムとジャポニスムについて―ストラヴィンスキーと
メシアンを中心とした考察」

14:05〜14:35 深井晃子(京都服飾文化研究財団理事、名誉キュレーター)                            「写実から抽象へ―ヴィオネと日本」

14:35〜15:00 コーヒ―ブレイク 学会賞受賞式

【ディスカッション】

15:00~17:00  討論
司会     石井元章 大阪芸術大学教授
パネリスト  岡部昌幸 帝京大学教授、群馬県立近代美術館館長

高木陽子 文化学園大学教授

橋本順光 大阪大学准教授

宮崎克己 昭和音楽大学教授

渡辺俊夫 ロンドン芸術大学、イースト・アングリア大学教授

17:00   閉会

参加申込方法

ジャポニスム学会宛に、11月17日までに、メールまたはFaxで、下記①~⑤をご記載のうえお申込みください。

①参加プログラム名(A)11月25日午前見学会 (定員30名)無料 

(B) 11月25日午後シンポジウム(定員82名)無料

(C)11月26日シンポジウム(定員82名) 無料

②お名前

③会員/一般の区別

④メールアドレスまたはFax番号

⑤見学会参加希望者は緊急連絡先(携帯電話番号など)

先着順に参加証をお送りいたします。定員に達し次第締め切らせていただきます。受付状況は学会ホームページでご確認ください。お送りいただいた個人情報については、このシンポジウムの事務連絡のみに使用します。

お申込み・お問合せ ジャポニスム学会 e-mail:japonisme@world-meeting.co.jp Fax: 03-3341-1830

申込締め切り 11月17日まで

(A)11月25日午前見学会   【終了しました】 

(B) 11月25日午後シンポジウム 【終了しました】

(C)11月26日シンポジウム  【終了しました】

会場のご案内

帝京大学 霞ヶ関キャンパス(平河町森タワー9階)

〒102-0093 東京都千代田区平河町2-16-1

東京メトロ有楽町線、半蔵門線、南北線 「永田町駅」4番出口より徒歩約1分

東京メトロ銀座線、丸ノ内線 「赤坂見附駅」7番出口より徒歩約6分

アクセス案内 https://www.teikyo-u.ac.jp/access/kasumigaseki.html

2017年度 関西例会のご案内

今年10月6日(金)から11月19日(日)まで大阪阿倍野のあべのハルカス美術館で大英博物館との共催で開催される北斎晩年の肉筆画を中心とした「北斎 富士を超えて」展に併せて、関西例会を開催します。

日時:2017年10月28日(土)13時30分~18時(13時受付開始)

場所:あべのハルカス美術館 および

大阪芸術大学スカイキャンパス(あべのハルカス24階)

※   アクセスについては各HPをご覧ください。

https://www.aham.jp/access/

http://www.osakageidai.ac.jp/geidai/guide/campus/skycampus.html

主催:ジャポニスム学会

共催:大阪芸術大学

協力:あべのハルカス美術館

 

レクチャーと見学会「北斎―その〈波〉をめぐって」

プログラム:

13時30分~14時30分:講演

講師:秋田達也(大阪市立美術館主任学芸員)

演題:「北斎の波 ―表現とその源泉―」

要旨:江戸時代後期に浮世絵師として活躍し、世界的にも名前を知られる葛飾北斎(1760~1849)。北斎が描いた作品として最もよく知られる「冨嶽三十六景」シリーズの中でも、「凱風快晴」と双璧をなす「神奈川沖浪裏」のダイナミックな波の表現は、私たちを魅了してやまない。本発表では、その波の表現がどのように成立したのか、その過程および源泉について検討するとともに、そこに描かれた激しい波のイメージについて考察する。

14時30分~15時30分:講演

講師:鶴園紫磯子(桐朋学園大学非常勤講師)

演題:「北斎の波からインスパイアーされた1900年代のフランス音楽」

要旨:19世紀後半のジャポニスムにおいてもっとも大きな影響をあたえた北斎。「神奈川沖浪裏」をはじめとする風景版画を愛好したドビュッシー、ストラヴィンスキーらは20世紀の音楽を刷新した音楽家である。かれらは北斎の奇抜な構図や遠近法にとくに魅せられたとされる。交響詩「海」や「3つの日本の歌」のスコア(総譜)の扱いに北斎芸術がどのように関わったのかを考えてみたい。

15時30分~15時50分:休憩

15時50分~16時15分:解説

講師:浅野秀剛(あべのハルカス美術館館長)

解説:「〈北斎 富士を超えて〉展について」

定員:50名

16時30分~18時:展覧会鑑賞

※   学会員の方には、あべのハルカス美術館のご厚意により、招待券をご用意します。

18時半~20時半:懇親会(天王寺駅周辺のお店を予定)

参考:新大阪発東京行新幹線時刻

20時46分、20時56分、21時3分、21時10分、21時23分

あべの(天王寺)から新大阪(新幹線のり口)までの所要時間は約30分。

・レクチャー/見学会/懇親会とも、要事前予約。

予約連絡先:ジャポニスム学会メールアドレス:japonisme@world-meeting.co.jp

申し込み締め切りは、10月20日(金)

 

2017年度 第3回例会のご案内

日 時:2017年7月8日(土) 14:00−16:00
場 所:拓殖大学文京キャンパス(地図)E館8階 E806教室

研究発表:
・トゥーレン・サスキア(文化学園大学大学院、生活環境学研究科博士後期課程)
「言説分析による三越のアール・ヌーヴォー振興」
・サワシュ晃子(服飾史家)
「英国人ファッションデザイナー、ルシルのデザインにおけるキモノの影響と日本物演劇について」

 

2017年度 第2回例会のご案内 (要 事前申込み)

日 時:2017年5月27日(土)13:30~16:30

会 場:横浜美術館レクチャーホール http://yokohama.art.museum/

シンポジウム「ファッションとアートにみる東西交流の様相」(横浜美術館と共催)

■ 基調講演「ファッションとしてのジャポニスム」

深井晃子(京都服飾文化研究財団理事/名誉キュレーター)

■ 発表

1.「ジャポニスムの広がりー19世紀末から20世紀の工芸・装飾美術・生活芸術」

岡部昌幸(帝京大学教授)

2.「輸出された室内着」周防珠実(京都服飾文化研究財団キュレーター)

3.「日本画に描かれた洋風ファッション」内山淳子(横浜美術館主任学芸員)

モデレーター:沼田英子(横浜美術館主席学芸員)

★シンポジウム参加者(定員30名)は、開催中の「ファッションとアート:麗しき東西交流展」を見学することができます。参加ご希望の方は、4月28日(金)までに学会事務局までメールあるいは電話でお申込みください。当日の12:30から美術館の正面入口付近にジャポニスム学会専用受付を設け、学会の担当者が整理券を配布いたしますので、必ずお立寄りください。

 

2017年度 第1回例会のご案内 (要 事前申込み)

日程:2017年4月7日 (金) 17:00~20:00(閉館)

★参加者(定員20名)は、16:45までに美術館中庭口エントランスにご集合ください。

会場:三菱一号館美術館 http://mimt.jp/

東京都千代田区丸の内2-6-2(JR東京・有楽町駅ほか、東京メトロの各駅も利用可能)

内容:開催中の「オルセーのナビ派展」見学

★参加ご希望の方は、3月20日(月祝)までに、ジャポニスム学会事務局までメール

あるいは電話でお申込みください。

 

■ 第37回ジャポニスム学会総会および記念講演会

2017年2月18日  会場:拓殖大学C館1階C101教室

12:30~    受付開始

13:00~13:40 総会

13:40~14:15 休憩

14:15~15:30 学会賞受賞者・金子美都子氏の講演

「20世紀の新しい表現法――フランスの日本詩歌 [ハイカイ] 運動

Un mouvement japonisant : le Haïkaï français 」

15:30~15:45 休憩

15:45~17:00 奨励賞受賞者・山塙菜未氏の講演

「明治期博覧会における園芸振興と日本植物ブーム」(仮)

 


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