11月に開催を控えております「ジャポニスム学会国際シンポジウム2025」につきまして、下記の通りご案内いたします。すでにご案内のとおり、テーマを「博覧会とジャポニスム」とし、国内外の9名の研究者にご発表いただきます。基調講演には佐野真由子先生(編著『万国博覧会と人間の歴史』など)をお迎えします。対面開催に加え、Zoomによるオンラインも併用し、同時通訳を使用して行います。詳細は、下記開催要項、プログラムをご覧いただき、また参加上の注意事項もご確認の上、奮ってご参加ください。皆様のお申込みをお待ちしております。

ジャポニスム学会国際シンポジウム2025: 博覧会とジャポニスム
日程: 2025年11月22日(土)10:00~17:30 対面とオンラインのハイブリッド開催
会場:武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンパス
主催: ジャポニスム学会/公益財団法人 荏原 畠山記念文化財団
使用言語: 日本語、英語(同時通訳付き)
定員:対面70名、オンライン150名
参加費:無料

趣旨
博覧会は、西洋と日本文化をつなぐ蝶番である。19世紀末のジャポニスム形成の一助を担った博覧会は、国際博覧会のみならず、殖産興業・輸出振興を期した内国勧業博覧会も含むことができるだろう。これまでのジャポニスム研究の多様な広がりを踏まえ、改めて「博覧会」を主題としてジャポニスムとの影響関係を検討したい。

プログラム
9:30      受付
10:00    開会
10:00-10:10 ご挨拶
10:10-10:20 趣旨説明 岸佑

基調講演
10:20-11:20 佐野真由子「国際制度としての万国博覧会」

研究発表
第1セッション 博覧会ジャポニスムを遡行する(司会:江本弘)
11:25-11:45 寺本敬子「1930年代における日本の「対外文化工作」:1937年パリ万博と1940年日本万博計画」
11:50-12:10  マシュー・ウィンターボトム「日本マニア:1876年フィラデルフィア百年祭博覧会における日英の展示」
12:15-12:35 ステファノ・エヴァンジェリスタ「日本愛好とゴシック・リバイバルの出会い:1862年ロンドン万国博覧会とその遺産」
12:35-12:50 質疑応答
12:50-13:40 昼休憩

第2セッション 博覧会ジャポニスムの物質ネットワーク(司会:トゥーレン・サスキア)
13:45-14:05  ソンア・キム・リー「黒と白:博覧会時代(1867–1915)における薩摩焼の二つの道筋」
14:10-14:30 ジラルデッリ青木美由紀「オスマン帝国のジャポニスムと万国博覧会」
14:35-14:55  エミリー・ピアース「近代の鋳造:万国博覧会における日本貨幣学とジャポニスムの物質的論理」
14:55-15:10 質疑応答
15:10-15:20 休憩

第3セッション 万国博覧会を通じた文化翻訳(司会:江本弘)
15:25-15:45  鵜飼敦子「エミール・ガレにおける万博とジャポニスム」
15:50-16:10  シビル・ギルモンド「ニュルンベルク1885年:明治政府による「金工万国博覧会」での七宝焼・金属工芸品展示」
16:15-16:35  デイヴィッド・R・ジョージ Jr.「博覧会での出会いの文学的痕跡:国際博覧会とベニート・ペレス・ガルドス作品に見るスペインのジャポニスムのかたち」
16:35-16:50 質疑応答
16:50-17:00 休憩

まとめと講評
17:00-17:20  講評 稲賀繁美
17:25 閉会挨拶
17:30 閉会

参加申込方法(定員:対面70名、オンライン150名)
対面とオンラインのハイブリッド開催となるため、下記の注意事項をお読みの上、11月14日(金)までに、下記のURL(Googleフォーム)にアクセスし、必要事項①~⑥をご記入の上ご送信ください。
URL(Googleフォーム):https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdWE0oByMHD_X80FYFMIgWBWS-YQhJiB8Uq0_2dTqaAwpikWg/viewform?usp=header
①メールアドレス
②お名前
③ご所属
④会員/一般の区別
⑤参加方法(対面/オンライン)
⑥懇親会への参加
回答されますと、記入されたメールアドレスへ受付完了メールが自動で配信されます。受信できない場合は、メールアドレスに誤りがあった可能性がありますので、もう一度アクセスしてご記入ください。グーグルフォームでの申し込みが難しい場合は、事務局宛にメールまたは郵送でお申し込みください。

オンラインでご参加いただく方の注意事項
・オンライン会議Zoomミーティングについては https://zoom.us/jp-jp/meetings.html をご参照ください。
・オンライン・シンポジウムの視聴に際し、ジャポニスム学会ではコンピューター等デバイスの操作、インターネット接続、映像・音声などのトラブルには対応はできません。基本的に参加者ご自身での解決をお願いいたします。
・オンライン・シンポジウムの発表は、状況によって順番の変更や中止もありうることをご了承願います。
・オンライン・シンポジウムへの参加に要する通信料等は、参加者の自己負担となります。
・締切日前でも、定員に達し次第締め切らせていただきます。
・お送りいただいた個人情報については、本シンポジウムの事務連絡のみに使用します。
・万が一オンライン参加の情報(Zoomミーティングのリンク、ID、パスワード)が届かない場合は、Eメールでジャポニスム学会( japonisme.kokusai.symposium@gmail.com )までご連絡ください。これらの情報は参加者個人のみに配布されるもので、部外者に譲渡・
共有することは固くお断りいたします。