活動(2025年度)

ジャポニスム学会の毎年の活動は、年1回の総会(講演会同時開催)、年数回の例会と見学会、年1回の会報を中心としています。秋には、公益財団法人荏原畠山記念文化財団との共催でシンポジウムを開催します。以下に最近のニュースと活動内容を掲載します。

 

ジャポニスム学会 国際シンポジウム 2025 研究発表公募要項

ジャポニスム学会は、公益財団法人荏原 畠山記念文化財団との共催により、ジャポニスム学会国際シンポジウム2025を開催いたします。今年度のテーマは、下記の「博覧会とジャポニスム」に決定いたしました。このテーマのもと、下記の通りシンポジウムへの発表者を公募します。今回のシンポジウムは、対面とオンラインによるハイブリッド形式で行います。各発表および討論に同時通訳をつけて配信し、質疑応答は対面とオンラインによる参加となります。なお、オンラインによる研究発表は、作成したビデオを事前にお送りいただく予定です。また、今後の社会状況の変化によっては、開催に変更が出る場合もあることをあらかじめご了解いただきますようお願いいたします。

テーマ:博覧会とジャポニスム
趣旨:博覧会は、西洋と日本文化をつなぐ蝶番だった。例えば19世紀末にジャポニスム形成の一助を担った博覧会は、国際博覧会のみならず殖産興業と輸出振興を期した内国勧業博覧会も含められるだろう。これまでのジャポニスム研究の多様な広がりを踏まえつつ、改めて博覧会を主題として、ジャポニスムとの影響関係を議論したい。
日時:2025年11月22日(土)
会場:武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス
対面・オンラインのハイブリッド形式による開催
主催:ジャポニスム学会/公益財団法人 荏原 畠山記念文化財団
発表使用言語:日本語または英語(日英同時通訳配置予定)
応募資格:ジャポニスム学会員(正会員・学生会員)であること。現在会員でない方は応募と同時に入会申込手続き(学会ホームページ入会案内https://japonisme-studies.jp/入会・年会費案内/ <https://japonisme-studies.jp/%E5%85%A5%E4%BC%9A%E3%83%BB%E5%B9%B4%E4%BC%9A%E8%B2%BB%E6%A1%88%E5%86%85/> 参照)をしてください。理事会で入会審査を行なった後に、発表申込受け付けとなります。

研究発表(20分間予定)希望者は、発表内容の要旨をA4判 1枚(1000字前後または英語で400語程度)にまとめ、メールに添付して2025年7月13日(日)日本時間17時までに下記の国際シンポジウム担当理事にご提出ください。既に公刊された内容は本シンポジウムの審査対象となりません。審査の上、採否を理事会で決定し、8月中旬に結果を通知します。また、発表が決定した場合、同時通訳に使うため発表原稿を11月9 日(日)までに提出していただきます。(オンライン参加の場合は発表動画も合わせてお送りください)

問い合わせ・応募書類送付先:Eメール:japonisme.kokusai.symposium@gmail.com(ジャポニスム学会国際シンポジウム担当理事:江本弘・岸佑)

 

■  ジャポニスム学会2025年度関西例会

「若きポーランド―色彩と魂の詩1890-1918」展 展覧会見学及びレクチャー
日時:6月15日(日)15:00~17:00(14:30受付開始)
会場:京都国立近代美術館
レクチャー:池田祐子氏(本展監修者、三菱一号館美術館館長)
展覧会内容
19世紀後半、クラクフ美術学校で学び〈若きポーランド〉と呼ばれた芸術家たち。彼らは、祖国の独立を願いつつ、象徴性に富む独自の芸術を、絵画のみならず応用芸術や文学をも含む広い分野で展開しました。印象派など当時西欧で新しく生まれた芸術の動向を貪欲に吸収し、浮世絵を主とする日本美術を参照する傍ら、伝統文化を発見・再解釈しながら、ポーランドの国民芸術の在るべき姿を模索しました。本展では、〈若きポーランド〉が生み出した芸術を包括的に、日本で初めて紹介します。

※展覧会の詳細はこちらをご覧ください。
〈若きポーランド〉-色彩と魂の詩うた 1890-1918|京都国立近代美術館 | The National Museum of Modern Art, Kyoto

 

 

過去の活動記録