ジャポニスム学会国際シンポジウム2020研究発表公募要項

ジャポニスム学会国際シンポジウム2020研究発表公募要項

   *募集を締め切りました。

2020.6.18

 

 ジャポニスム学会は、公益財団法人荏原 畠山記念文化財団との共催により、ジャポニスム学会国際シンポジウム2020を開催いたします。今年度のテーマは、公募により下記の「建築と空間のジャポニスム―1860年代から現代まで」に決定いたしました。このテーマのもと、下記のようにシンポジウムへの発表者を公募します。

現在の新型コロナウィルス感染拡大防止対策を前提とする社会状況に鑑み、今回のシンポジウムはオンライン・シンポジウムの形で行います。研究発表は、作成したビデオを事前にお送り戴くか、当日オンラインで同時に発表して戴く予定です。各発表および討論に同時通訳をつけて配信し、参加者もオンラインによる参加となります。なお、今後の社会状況の変化によっては、開催に変更が出る場合もあることをあらかじめご了解いただきますようお願いいたします。

 

建築と空間のジャポニスム―1860年代から現代まで

趣旨:

エドワード・S・モースやブルーノ・タウトが日本の建築文化について著し、フランク・ロイド・ライトがシカゴ万博の日本館に影響を受け、数回来日したことはよく知られる。彼ら明治以降来日した西洋人は日本建築のどのような点に惹かれたのか。他方、浮世絵や工芸品に夢中になったジャポニザンたちの目は日本の建築にも向けられたのだろうか。また、日本建築の特徴はどのように理解されて西洋の建築に取り入れられ、モダニズム建築の誕生にどのような影響を与えたのか。

翻って、数々の万国博覧会で日本建築が紹介されたが、海外に向けた日本側の発信はどのようになされたか。さらに安藤忠雄、SANAA、隈研吾など世界的に活躍する日本人建築家は、設計にあたって和の要素をどのように意識し、それは西洋からどのように評価されているのか。

2020年のジャポニスム学会国際シンポジウムでは、これらの東西文化の出会い、そこから生ずる驚き、学び、そして応用といった問題を、建築のデザイン面と建築空間が生み出す思想面の双方から検討したい。

 

日時:2020年10月10日(土)

会場:未定

主催:ジャポニスム学会/公益財団法人 荏原 畠山記念文化財団

発表使用言語:日本語または英語(日英同時通訳配置予定)

応募資格:ジャポニスム学会員であること。現在会員でない方は応募と同時に入会申込手続き(学会ホームページ入会案内https://japonisme-studies.jp/入会・年会費案内/ 参照)をしてください。理事会で入会審査を行なった後に、発表申込受け付けとなります。

 

 研究発表(20分間予定)希望者は、発表内容の要旨を1200字前後(A4判 1枚、英文も同様)にまとめ、メールに添付して2020年7月10日(金)日本時間17時までに下記国際シンポジウム担当理事にご提出ください。既に公刊された内容は本シンポジウムの審査対象となりません。審査の上、採否を理事会で決定し、8月10日(月・祝)を目途に結果を通知します。

 また、発表が決定した場合、同時通訳に使うため発表原稿を9月20日(日)までに提出する義務を負っていただきます。

 

ジャポニスム学会

 

問い合わせ・応募書類送付先:

ジャポニスム学会国際シンポジウム担当理事

大阪芸術大学教授 石井元章

mishii@osaka-geidai.ac.jp