ジャポニスム学会 国際シンポジウム2023 研究発表公募要項

ジャポニスム学会は、公益財団法人荏原 畠山記念文化財団との共催により、ジャポニスム学会国際シンポジウム2023を開催いたします。今年度のテーマは、公募により下記の「Performative Japonisme:『動き』のなかのジャポニスム」に決定いたしました。このテーマのもと、下記の通りシンポジウムへの発表者を公募します。

 今回のシンポジウムは、対面とオンラインによるハイブリッド形式で行う予定です。研究発表は、作成したビデオを事前にお送り戴く予定です。各発表および討論に同時通訳をつけて配信し、質疑応答は対面とオンラインによる参加となります。なお、今後の社会状況の変化によっては、開催に変更が出る場合もあることをあらかじめご了解いただきますようお願いいたします。

Performative Japonisme : 「動き」のなかのジャポニスム」

趣旨19世紀半ばに起こった日本の美術工芸への熱狂的関心は、19世紀末から20世紀初頭にかけて、文学、服飾、建築、音楽、舞踊など多種多様な日本文化に対する関心へと広がった。とりわけ、ジャポニスムの多様化において注目すべきは、造形芸術や文学に加えて、舞台芸術や映画、音楽、ダンス、ファッションなど「動き」を伴うPerformative な分野においてもジャポニスムを見い出すことができるようになったことではないだろうか。たとえば、19世紀半ば以降の欧米の女性が日本の着物に魅せられ、実際に着用して歩いた姿もまたジャポニスム現象として捉えるべきであろう。本シンポジウムでは、ジャポニスム研究において、これまで中心を占めることの少なかった Performative なジャポニスム、すなわち、「動き」のなかのジャポニスムをテーマに取り上げ、新たな観点からジャポニスムを見直すことを目的としたい。具体的には、演劇、パレエ、オペラ、音楽、映画、ダンス、ファッション、舞台美術、さらには、それらを表現した絵画や彫刻なども含めて、広い意味でのPerformative Japonisme の研究の可能性を探ってみたい。

日時20231126日(日)

会場:対面・オンラインのハイブリッド形式による開催(予定。会場は東京都内)

主催:ジャポニスム学会/公益財団法人 荏原 畠山記念文化財団

発表使用言語:日本語または英語(日英同時通訳配置予定)

応募資格:ジャポニスム学会員(正会員・学生会員)であること。現在会員でない方は応募と同時に入会申込手続き(学会ホームページ入会案内https://japonisme-studies.jp/入会・年会費案内/ <https://japonisme-studies.jp/%E5%85%A5%E4%BC%9A%E3%83%BB%E5%B9%B4%E4%BC%9A%E8%B2%BB%E6%A1%88%E5%86%85/> 参照)をしてください。理事会で入会審査を行なった後に、発表申込受け付けとなります。

研究発表(20分間予定)希望者は、発表内容の要旨を1200字前後(A4 1枚、英文も同様)にまとめ、メールに添付して2023630日(金)日本時間17時までに下記国際シンポジウム担当理事にご提出ください。既に公刊された内容は本シンポジウムの審査対象となりません。審査の上、採否を理事会で決定し、815日(火)を目途に結果を通知します。また、発表が決定した場合、同時通訳に使うため発表原稿と発表動画を1026 日(木)までに提出していただきます。

問い合わせ・応募書類送付先: Eメール:japonisme2023kokusai@gmail.com(ジャポニスム学会国際シンポジウム担当理事:井上瞳・岸佑)